proPox = PROPONE + X(プロポックスとは)

“提案する = PROPONE”を通じで、それぞれの業種の優れた技術を“掛け合わせる =×”事により、面白いものを作っていきます。

ご挨拶

20数年医療器、医療分析器等様々な最先端分野での金属加工技術支援、提案をして参りました。
その経験を生かし日本のもの造りに少しでもお役に立ちたいという思いで会社を設立致しました。
それぞれの業種には独自の優れた技術があり、その技術を異業種にご紹介することにより面白いものが出来ると思います。
一つの技術だけではなく幾つかの優れた技術を組み合わせる事により他に真似の出来ないモノづくりが可能になります。
そんなモノづくりのご協力、ご提案をさせて頂きたいと思います。
何かお困りごとがあれば是非お声かけ下さい。
長年培ったネットワークと経験を生かし解決のお手伝いをいたします。
どうかよろしくお願い致します。

社名の由来

“proPox”という社名は以前「夢の扉+」という番組で共演させて頂いた平成のブラックジャックと言われておられる金平永二先生(現メディカルトピア草加病院院長)に命名して頂きました。イタリア語の提案する「propone」と何が起こるかわからない「エックス」、これらを合体してプロポックス

特殊金属パイプ製造技術

20年ほど前、血液分析機用のピアッシングノズルの開発をしていた私は、お客様より硬くて曲がらない材料でノズルが出来ないか?と相談を受けました。
そこで眼鏡に使われているβチタンに着目して製造してもらえる会社を探したところ、製造する数量も少なく、製造が困難な材料であるため、すべてのパイプ製造の会社からβチタンのパイプ化を断れました。
そこで私は、ないのは自分で作るしかないと、βチタンのパイプ化を決意しました。
しかし現実はそう簡単ではなく、パイプの製造に4年、パイプの内径研磨に3年、トータル7年の月日を費やし、やっとの思いで完成させることができました。この7年という経験やパイプ製造に関する知識は私にとっての大きな財産になっています。ただ、βチタンはお客様の要望である曲がらない特性はあるものの硬いという特性は有りません。
さらに私はβチタンでは成しえなかった硬度をさらに追及し、MP35N,エルジロイのパイプを完成させることができました。このMP35N,エルジロイのパイプは曲がりにくい特性に加え、ビッカース硬度HV700という高硬度の特性を合わせ持っております。
それにより従来のSUS316ノズルよりも約10倍も耐久性を得る事ができます。
私自身、開発段階で少量を試してみたいのに手に入らない思いをした苦い経験がありますので、少しでも多くの方にお役に立ちたいという思いで1mからでも特殊パイプの御依頼にお答え出来るパイプ工場を新設致しました。
特殊な金属パイプの製造はアナログ的な作業で職人的な要素が強い作業です。
そこで我々は、品質及び再現性を重視する意味で引き抜き機、薄肉加工機、直線矯正機をデジタル化した製造装置を自社で設計、製造しパイプを製造出来るように致しました。
MP35N,エルジロイ、βチタンはもとより他の材料に対しても少量からご対応致しますので宜しくお願い致します。